先日行われたGoogle I/O 2021で発表されたセッションの中で、メール関連のものはAMP for GmailとAppSheetの連携を取り上げていました。
この記事ではその部分についてサマリーで紹介します。
デモアプリについて
セッションで紹介されたデモアプリは、AppSheet上で備品の申請をし、それをGmail上で承諾するというアプリでした。
承認者はログインなどを行うことなく、Gmail上で承認が可能です。この部分がAMP for Emailのフォーム機能を利用しています。
連携について
AppSheetはベースとなるデータベースにGooleスプレッドシートを利用しています。AppSheetでデータを保存すると、それが自動的にGoogleスプレッドシートに反映され、さらにメール送信されます。そしてメール上で許諾することで、Googleシートに自動的に書き込まれる仕組みです。
AppSheetのタスクの中にAMPが追加されています。そして表示するビューを指定することで、メール内の表示内容を指定できるようです。
その他
セッションの中ではWebhookを使ってAppSheetとGoogle Apps Scriptを連携するデモもありました。デモではAppSheetで写真を選択すると、それがGoogleスライドに反映されるというものです。
Customers Mail CloudではGoogle Apps Script向けのSDKも提供（オープンソースのコミュニティベースのものです。公式ではありません）。これを使うことでAppSheetとCustomers Mail Cloudを連携させるのも難しくないでしょう。
Google Apps Script カテゴリーの記事一覧 - Customers Mail Cloud ブログ
まとめ
AMP For Emailはこの数年におけるメールにおける大きな変化と言えそうです。Googleが力を入れているとあって、さらに進化していく可能性があるでしょう。ぜひGoogle I/Oの動画でその詳細をチェックしてください。
Workspace の AMP for Gmail と Apps Script アプリを使用した AppSheet の開発
