WWDC 2021で発表されたメール関連のセッション(メールアプリ機能拡張について)

先日(2021年06月)にWWDC 2021が開催されました。コロナ禍ということもあり、昨年と同じくオンラインでの開催となっています。

今回のWWDC 2021ではメール関連のセッションとしてメールアプリ機能拡張が発表されています。この記事ではそのメールアプリ機能拡張について概要を紹介します。

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Build Mail app extensions - WWDC 2021 - Videos - Apple Developer

対象はmacOS用メールアプリ

メール機能拡張はmacOS標準のメールアプリに対する機能拡張になります。iOS/iPad向けではありませんので注意してください。

利用できる機能は4つ

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提供されるのは以下の4つの機能です。

  • メール作成
  • メールアクション
  • コンテンツブロッカー
  • セキュリティ

メール作成

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メール作成時にメールの内容をチェックする機能拡張です。例として、プロジェクト対象外のメールアドレスを宛先に加えようとすると注意アイコンが出るといった機能が追加できます。

メールアクション

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メールを読んでアイコンを表示したり、メール一覧でのカラーリングを設定するのはメールアクションになります。

コンテンツブロッカー

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Safariでのアドブロッカーのような指定でメールにおける画像表示などをブロックできます。

セキュリティ

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メールの暗号化、複合化を行うのに利用するのがセキュリティです。

まとめ

メール機能拡張はApp Storeで配布できる機能拡張になります。メールをより便利にするためにどんな機能が追加できるでしょうか。また、ウィルスチェック系のサービスでは開発必須と言えるでしょう。

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