メールマーケティングはその名の通り、電子メールを使ったマーケティングです。リード数によりますが、数十万通一気に送信することもあるでしょう。その際、どれくらいの割合でインボックスに届いているでしょうか。
メールマーケティングにおける指標としては、まず配信数があげられます。そして、どれくらいのメールがインボックスに届いたかが問われます。さらにメールを開いた数、そして目的とするリンクをクリックした数、最後に購入や申し込みにたどり着いた数が測定されます。
もしメールマーケティングの効果が薄いと感じているならば、まず改善できるポイントとしてメールを確実にインボックスに届けるところにフォーカスしてはいかがでしょうか。大量のメール配信を行ったとしても、迷惑メールに判別されてしまっていたら意味がありません。スパムフィルタは年々強力になっており、ちょっとした問題でスパム判定されてしまいます。
似通った文面のメールは迷惑メール判定されやすい
メールマーケティングでは文面を大きく変えることは多くありません。自動化したとしてもメール文面のリスト部において商品をパーソナライズしたり、情報を地域で絞り込んだりする程度でしょう。その結果、同じドメイン（企業）宛のメール文面は似通ったものになってしまいます。同じようなメールが連続して配信される場合、スパムフィルタはスパム判定しやすくなります。
この際、大事になるのがSMTPサーバ（メールサーバ）の信頼性です。信頼性の薄いサーバからのメール配信は特にスパム判定されやすくなります。スパム判定されないよう、信頼性の高いSMTPサーバの利用がお勧めです。そこで使えるのがSMTPリレーサービスです。SMTPリレーを使うことで、インボックスに届きやすい、信頼性の高いSMTPサーバから配信できるようになります。
例えばIaaSでメールサーバを構築した場合、IPアドレスが使い回されている可能性があります。そうした時、IPアドレス単位でスパムサーバと認定されてしまっている可能性があります。こうしたサーバを使っている限り、あなたのメールは購読者の元に届くことは決してないでしょう。
大量配信問題
メールマーケティングの肝はオンデマンドにあります。必要なタイミングで必要な人たちに間違いなく配信されなければなりません。しかし数十万のメールを一気に配信しようと思っても、メールサーバのスペックが耐えられないかも知れません。また、自社のメールサーバでない場合、大量配信に伴う大量のネットワークコネクションは攻撃と見なされて拒否される可能性があります。
SMTPリレーを提供するサーバは大量のメール配信に対しても強いのが特徴です。他のサービス利用者を含めて、毎秒大量のメール配信を行っています。数十万通のメールが増えても問題ないでしょう。安定したメール配信運用を考える上で、外部のメールサーバを利用するのは良い選択肢になります。
フラッシュセール的な販売情報を送る場合、少なくとも5分以内に全員に送り届けたいと思うかも知れません。少なくとも配信開始してから終わるまでに一時間もかかっていたら、メールの開封やリンクのクリック率も下がってしまいます。購読者が多ければ多いほど、その時間差はビジネス上の大きな問題につながるはずです。
SMTPリレーとは
SMTPリレーとはメール送信を行うSMTPサーバを繋いでメール配信を行う仕組みを指します。一般的にメール配信は送信元と送信先のメールサーバが直接繋がって行われます。しかし同じサーバに対する同一内容の配信であったり、大量の送信リクエストなどによって拒否される可能性があります。SMTPリレーを行うサーバは高い信頼性を獲得しており、大量配信を安定してこなし、さらに受け取り主のインボックスに届けられます。
まとめ
メールマーケティングで取得できるメトリクスに沿って、自社のメール配信における課題を洗い出してみましょう。その中で技術的に解決できるものがあれば、すぐに取り組んでみるべきです。Customers Mail CloudはSMTPリレーを提供しています。メール配信でお悩みのことがありましたら、ぜひお問い合わせください！
