受信箱に届かないメールはバウンスメールとして返ってきます。このバウンスメールと一括りにされがちですが、その内容はソフトバウンスとハードバウンスの二種類があります。
今回はそのソフトバウンスとハードバウンスの違いについて解説します。
ソフトバウンスとは
ソフトバウンスとは、一時的なバウンスメールに該当します。つまりバウンスメールとして返却はされるものの、原因を解消すればまた受信できる状態に戻ります。
主な原因としては、以下が挙げられます。
- 受信者のメールボックスがいっぱいである
- 受信者のメールサーバーが一時的に落ちている、システムエラーが発生している
- メールのサイズが許容量を超えている
ソフトバウンスの場合、メールサーバーは一定時間を置いて複数回再送を試みます。その度にエラーが返ってくる場合もありますし、受信されて完了になる場合もあります。
ハードバウンスとは
ハードバウンスはソフトバウンスと異なり、永続的にエラーになる可能性があるメールになります。この場合、解消する方法はなく、リストから当該メールアドレスを消すことになります。
主な原因としては、以下が挙げられます。
- ユーザーが存在しない
- ドメインが存在しない
ハードバウンスの場合、エラーが出た送付先をそのままに何度もメール送信を行うのは良くありません。メール送信元としての信頼度を下げ、最悪の場合ブラックリストに登録されてしまいます。
バウンスメールを発生させないためには
多くのメール配信サービス(Customers Mail Cloudを含む)ではそうしたメールアドレスに対してフラグを立て、ソフトバウンスの場合で複数回、ハードバウンスの場合は1回などで次回以降メール送信対象から除外します。
バウンス率は一般的に2%以下が推奨されています。つまり1万通送った場合に200以上エラーが返ってくる状態は良くありません。退職や人事異動に伴ってエラーメールになってしまうのは良くあることですが、集まっているメールアドレスに対しては定期的にメールを送信し、リストを最新状態に保つようにしましょう。
Customers Mail Cloudでは大量のメール配信を安定的に、高速に行えます。バウンスメール対策も行われていますので、ぜひご活用ください。