メールアドレスの存在確認を行う際には、メールを実際に送信してみるのが一番早いでしょう。しかし、相手にメールが送れなかったり、何らかのフィルターにかかってしまうこともあります。そこで、APIを通してメールアドレスの存在チェックを行えるWebサービス、オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
Webサービス
各Webサービスの機能はあまり大きくは変わりません。料金などについて解説します。
Email Checker
サービスは無料で利用できるようです。バルクではなく、1メールアドレスずつ確認します。
Email Checker - Verify Email Address For Free With Our Email Verification Tool
Email Verifier
月50件の確認まで無料です。1件ずつ、またはバルクでのチェック、APIによるチェックが用意されています。その後は月49ドル(月1,000件のチェック)からの有償になります。
Email Verifier - Verify any email address • Hunter
Email Checker
無料はなく、14ドル(上位プランあり)での1,000回チェック分のクレジットが購入できます。または月10ドルの月額課金(こちらも上位プランあり)で1,000メールアドレスをチェックできます。
Capture Accurate Emails | Email Checker
Free Email Verifier
無料ですが、1メールアドレスずつしかチェックできません。バルクでのチェックはHubSpotを利用するようです。
Free Email Verifier - 1 click to verify every email in your contact list
NeverBounce
10,000メールアドレスまで、1件あたり0.008ドルでチェックします(つまり10,000アドレスは80ドルになります)。
NeverBounce: Verify & Clean Bulk Email Lists
validity
5,000アドレスまで、1件あたり0.01ドルでチェックします(5,000アドレス50ドルになります)。
Reacher
月50件まで無料でチェックできます。その後、10,000件まで69ドルのサブスクリプションになります。オープンソースなので、自分のサーバ上で動かすこともできます。
Reacher - Open-Source Email Verification API
オープンソース・ソフトウェア
オープンソースのライブラリです。上記サービスに頼らずに、自分でサーバを立てて実行したり、ローカルで検証できます。
- reacherhq/check-if-email-exists
上記Reacherのコードになります。 - AfterShip/email-verifier
Goで書かれたメールアドレス検証ソフトウェアです。 - kakshay21/verify_email
Pythonで書かれたメールアドレス検証ソフトウェアです。 - EmailVerify/email-verify Node.jsで書かれています。EmailChecker.comのAPIを使って検証しています。
注意点
メールアドレス実在検証サービスはSMTPサーバに問い合わせてユーザの存在を確認したりします。そのため、大量の検証を行うと相手のメールサーバから拒否される可能性があります。そのため、ローカルの実行ではなく、外部サービスが代行する意味があるようです。
まとめ
大量のメールアドレスがあっても、それらがダミーのものであればメールを送るだけ無駄になってしまいます。リストの整頓をする意味でも、存在を確認する意味があるでしょう。無駄なく、効率的なメール送信がメールマーケティングやシステム負荷の改善につながるはずです。
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