HTMLメールは表示するクライアントソフトウェアによって機能差異が発生します。Webブラウザと同じHTML、CSSが使える訳でもありません。その結果、自分が普段使っているメールクライアントならば正しく表示できるのに、別なプラットフォームのメールクライアントでは表示崩れが発生したりするでしょう。
そうしたクライアントごとの差をチェックできるのが「Can I email」です。
使い方
「Can I email」のWebサイトはこちらです。
Can I email… Support tables for HTML and CSS in emails
この手のWebサービスとしてCan I useが知られています。こちらはHTML5、JavaScript、CSSの利用可否をWebブラウザのバージョンごとにチェックできるWebサービスです。Can I emailはCan I useにインスパイアされて作られています。
使い方としては、利用したい機能を検索するだけです。
そうするとメールクライアント、OSごとに利用可否が表示されます。グリーンなら利用可能、赤なら不可です。全体としてのサポート率も分かります。
対応しているメールクライアント
Can I emailは以下のメールクライアントに対応しています。世界的に有名なメールクライアントに対応していますが、Becky!のような日本で有名といったものには未対応です。
- Apple Mail (macOS iOS)
- Gmail (デスクトップ Web iOS Android Web(モバイル))
- Outlook (Windows Windows 10 Mail macOS Outlook.com iOS Android)
- Yahoo! Mail (デスクトップ Web iOS Android)
- AOL (デスクトップ Web iOS Android)
- Samsung Email (Android)
- Mozilla Thunderbird (macOS Windows)
- ProtonMail (デスクトップ Web iOS Android)
- HEY (デスクトップ Web)
- Orange (デスクトップ Web iOS Android)
- SFR (デスクトップ Web iOS Android)
- Mail.ru (デスクトップ Web)
まとめ
Can I emailを使うことで、HTMLメールで利用できる機能が明確になるでしょう。先進的な機能を使う際には事前にチェックしておきたいWebサイトです。